永久の桜の楽土にて
無頼の忍びと次代の護り手は対峙する
捨てられた――ゆえに選び取れ
選ばれた――ゆえに切り捨てよ
すべては己が信ずるままに

『世界を滅ぼすモノ』
そう呼ばれるものを求め
数多の争いが繰り広げられた。
いつしか　それをもつシノビの傍らには
もうひとりのシノビの姿があった。
そして世界は危惧した。
彼ら二人を生かしてはおけないと。
このままでは――世界が滅ぼされてしまうから。
戦いは激化する。
ひたすらに世界は
彼ら二人を拒絶する。
忍術バトルＲＰＧシノビガミ
「壊・世界秩序」
只、二人　世界の果てまで。

中国唐代の美姫、楊貴妃。
交合したときに、女陰に入れた鈴が甘美な音色を奏で、時の皇帝をも虜にしたという。
その「楊貴妃の鈴」が数百年の時を経て、天下人豊臣秀吉の手に渡っていた。
今や衰滅の一途をたどる甲賀流。
頭領である甲賀三郎は死の床で三人の弟子それぞれに遺言を託した。
そして一人娘である甲賀小夜を残して死んだ。
それは天下と甲賀の命運を賭けた戦いの幕開けであった。

世界は人知れず危機に瀕していた。
押し寄せる世界の危機に、現代兵器、現代忍術は為す術無く。
世界を救えるのは魔法少女のみ。
だが世界の命運を掛けた戦いに愛する娘を差し出せる父が居るだろうか。
きらびやか衣装の下、鋼の意思と熱き魂を秘めて、三人の男たちは立ち上がる。

忍術バトルＲＰＧシノビガミ
『笑いたくば、笑え』
――A New Magical Father has Entered!

その列車は、どこからともなく現れる
現在、過去、未来、時の狭間を走り
乗った者を望む時間へ連れて行く
失くした大切なものを取り戻すため
君は、時間列車の切符を手に入れた
現代忍術バトルシノビガミ
「LOVE TRAIN」
面影はいつも、この胸に強く

夜の明かりが絶えぬ町　花町遊郭
退魔の忍が外より参れば　人喰う鬼は内
恋待つ命は　毎夜毎夜と散りゆきて
朝日とともに　血飛沫あげて花開く
賽の目　回れ　愛憎　巡れ
逃げ場など　どこに有りもしない
忍術バトルＲＰＧシノビガミ
『恋町鬼譚』
臆せずに己が道を征け　忍共。
心に宿した刃は　決してお前を裏切らぬ。

忍務から帰還しない仲間を救うべく忍者達は屋敷へと潜入する。
禍々しくも美しい屋敷で忍者達は仲間を助けることができるのか。
屋敷の主人の姉妹は妖しい笑みを浮かべながら待ち受ける。まるで罠に獲物がかかるのを待つかのように……。

ある隠忍の血統の一族、その一族には「姫」と呼ばれる存在がいた。
「姫」は妖魔「霧狗」への捧げ物。無垢であるほど、純粋であるほど良い。
そうあれと育てられた「姫」は、しかし捧げられる前に一人の忍びに連れ去られる。
忍びが何を思い「姫」を攫ったか、それは忍びにしかわからない。
しかし、そうしてこの物語は始まる。
「白百合の花が咲くまでに」
白は、一度染まれば二度と元には戻れない。

俺は、死ぬ。
致命傷を負い、任務は放棄。
全て投げ出し逃げ出して、着の身着のまま気付けば独り。
何れ消えるこの身なれど、
未だ消えぬこの身なれば、
狗と吠えるも花と散らすも
決めるは己の腹次第。
シノビガミ「死ぬまでの話」
さぁ、お立ち会い。

夢食みの妖魔、夢哭丸。
若き忍びは敗北し、街は眠りに落ちた。
守る為か、救う為か、己が矜持の為か。
五忍は再び立ち上がる。
忍術バトルＲＰＧシノビガミ『夢現忍法帖』